お客様の期待を高めるショールームとしてのオフィスは、
工夫次第でつくりあげることができる

  • コミュニケーション活性化
  • フレキシビリティ
  • 人材採用
  • ブランディング

株式会社サムタイムズ(Sum Times Inc.)

  • 面積

    41.82㎡

  • 社員数

    6名

Point

  • お客様の期待に応えられる内装づくり
  • 変化する環境に都度適応できるオフィス
  • コストを抑えたリノベーション

オフィスの課題と解決

Before

  • 起業を機に借りた物件は、何の飾り気も無いオフィスビル。
  • お客様の期待を高めつつ、ショールームとしての役割も兼ねられるオフィスが必要だった。

After

  • 無機質なオフィス空間だったこの場所をリノベーションするにあたって、
  • 社長の足立さんが希望したのは「来てくださったお客様の期待に応えられるリノベーション」。

部屋の大部分を占める無垢材の床やたくさんのグリーン、部屋の雰囲気をがらりと変える間接照明により、そっけなかったオフィススペースは玄関を開けた瞬間ワクワクするような住空間へと変身を遂げた。社員みんなで塗った壁も、実物を見られるリノベーション事例としてお客様に好評だ。

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Before

  • 創業当初は予算もギリギリ。
  • できる限りコストを抑えたかった。

After

  • 会社を始めたばかりのタイミングでは、オフィスにかける費用もできる限り抑えたいもの。
  • 足立さんも、限られた予算内でリノベーションを行う必要があった。

特に悩んだのはフローリング。無垢フローリングをどうしても取り入れたかったが、床に土台を組んで大掛かりな工事を行わなくてはならないため、大幅な予算アップにつながってしまう。そこで、リノベーションを手がけた株式会社coto(コト)が提案したのがカーペットの上に直接板を敷き、その上から床を張ると言う方法。これならコストを抑えつつ、原状回復にも支障がないためビルのオーナーからもOKが出た。大掛かりな工事は床・パーテーションの造作のみに抑え、壁をDIYで塗装したり、グリーンコーディネートや移動式の家具、間接照明を上手く使ったりすることで、予算を抑えつつ理想のリノベーションを実現した。

家具やグリーンを上手に使った空間づくりを取り入れたのは、それらがいつか移転することになったとしてもすべて持っていける「資産」になるという考えから。結果として、お客様にも「低予算でも良いインテリアは実現できる」と説得力をもって提案できるようになった。

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  • 希望したのは、移り変わる状況にも都度対応できるオフィス。

「いずれ企業が大きくなっていくことをふまえて、人数が増えても対応できるオフィスを」という足立さんの希望に対してcotoが提案したのは、動かせるパーテーションと何足でも靴が置けそうな広い土間。チェストや机についても、キャスター付きで自由に動かせたり両袖が伸ばせたりと、可変性の高いものをセレクトした。

オフィスでは、ときどき取引先の方や同業者を集めてパーティーを開催しているそう。用途に合わせて自由自在にレイアウトを変更できるインテリアは、コミュニケーションの活性化にも役立っている。

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オフィスはこう変わった

  • お客様の期待に応えられるオフィスを目指して

    リノベーションを希望する顧客に、物件やリフォーム会社を紹介する業務を行っている株式会社サムタイムズ。起業した当時、自社オフィスとして好条件の物件を見つけたが、内装はいかにもオフィス然としていたため、最初の課題は「オフィス然とした空間を住空間のように作り変えなければならない」ということだった。「私たちが運営する『リノベーションラウンジ東京』は、リノベーションに適した上質な物件探しと信頼できるリノベーション会社の紹介を通じて、お客様ごとの要望に合った素敵な住まいを手に入れてもらうというものです。だからこそ、リノベーションへの希望を抱いていらっしゃるお客様の期待にきちんと応えられるオフィスでなければならないと思いました」

    また、希望や課題のヒアリングから物件の紹介までを行うと、初回の打ち合わせだけでも3時間以上経ってしまうこともざらにある。ただでさえ大変な作業だからこそ、いらっしゃるお客には少しでもリラックスしてもらえるよう、「できる限り居心地の良い空間を」という思いもあった。

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    「”この空間を相手がどう感じるか”を大切にしている」と足立社長。
  • 専門家との信頼関係と自分たちの手作り、その両輪で進んだ

    しかし、創業当初はまだまだオフィスに掛けられる予算も少なく、足立さん自身オフィスのリノベーションは初めて。どのくらいの予算感でどんな風に進めていけば良いのか、最初はわからないことだらけだった。旧知の仲であったcoto代表の田中明裕さんに相談したことをきっかけに、cotoへリノベーションをお願いすることに決めた。彼らの人柄や仕事ぶりは前職からよく知っていたので、きっと良い提案をしてもらえるだろうと、最初から全幅の信頼をおいていたそう。「通常であれば、安心できる専門家に出会うまでが大変だと思うので、この部分では恵まれていたなと思います」

    相談の結果、cotoには部屋の中でも大きな部分のリノベーションのみをお願いし、その他の部分は家具、照明、グリーンなどの「移動できる資産」を取り入れて作り込むことになった。そのためcotoが施工を手がけたのは、床とパーテーションの制作、あと水回りへの扉に張った板の部分だけ。予算削減のため、壁や窓枠は自分たちで塗ったのだが、これはこれで愛着が湧いて良かったと言う。

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    みんなで塗った愛着のある壁と、ベビーカーも置ける広い玄関土間
  • オフィスにつきものの「原状回復」の壁を越えて

    予算感や内容の問題とは別に、原状回復という壁もあった。このオフィスは賃貸物件なので、移転する時には元通りの状態で返さなくてはならない。オフィス空間を住空間に変えるという大掛かりなリノベーションを経て、それは果たして可能なのかという懸念もあった。

    だがそれもcotoが提案した「カーペット上に板を貼りその上に床を敷く」という方法により無事解決した。当初フローリングを貼ることはNGだと言っていたビルのオーナーも、上記の方法を伝えて交渉したところ快くOKしてくれた。しかも、リノベーション後のオフィスを見た際には、「これまでよりもずっと綺麗になった」と喜んでくれた。「このオフィスのように、リノベーションによってその物件の価値が上がるという事例が増えると良いなと、自らの経験を通してより強く思うようになりました」(足立さん)

    同時に、会社としては「人数が増えても対応できるオフィス」「社員にできるだけストレスのかからない環境」の2点を重視。インテリアは将来的に社員が増えることを想定し、可変性のあるものでまとめている。執務スペースと来客スペースを隔てているパーテーションは可動式にすることで、社員数の増減に合わせて間取りを変更できるようにしている。

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    執務スペースは可動式のパーテーションとUSMハラーの家具で区切られている
  • 5年かけて本物を集め、“心地よいオフィス”へ

    「リノベーション工事が終わった段階ではまだ寂しい雰囲気でしたが、家具や絵画を徐々に揃え、5年かけて理想のオフィスに近づけてきました」。ヴィンテージ家具やアートの収集が趣味だという足立さんいわく、家具選びのポイントは、素材同士を組み合わせるバランスと、古いものと新しいもの両方を使って調和させることだという。どれもオフィスに来てくれた方に本物だとわかってもらえる良いものを、少しずつ探しては揃えてきた。


    オフィスができたばかりの頃とは違い、今では玄関を開けた瞬間に「素敵ですね」と言ってもらえることも多くなってきた。来店した顧客への説得力も、以前より増してきているという手応えを感じている。

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    少しずつ集めたヴィンテージポスターやアート、植物たち
  • オフィスは会社規模が大きくなれば手狭になり、いずれまた移転しなくてはならないこともあるため、住宅とは予算の掛け方も違ってくる。「持ち運びが可能な資産として家具、植物、アート、照明をリノベーションに組み込む手段はぜひ試していただきたいです。予算がないからとオフィス改善を諦めている方もいらっしゃるかもしれませんが、床や壁など大きな面積を占める箇所のリノベーションと、資産として持ち運べるものとをうまくコーディネートすれば、低予算で良い空間を作ることは可能だと思います」と足立さん。

    オフィスは1日の長い時間を過ごす場所なので、自分たちが過ごしやすく、ストレスのかからない空間を作ることが大切だと足立さんは語る。「もし今度オフィスを引っ越すなら、その時は壁に自然を感じる映像を流したり、自分たちの好きなヴィンテージ家具や絵をもっと飾ったりしてみたいですね。今後場所が変わったとしても、みんなが心地よく、お客様の期待に応えられるオフィスであり続けたいと思っています」

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新しくなったオフィスの感想は?

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    木下 和磨さん

    オフィスの中で特に気に入っているのは壁ですね。2日くらいかけてみんなで一緒に塗ったんですけど、やっぱり自分で塗ったというところで愛着があります。以前より仕事もしやすくなったし、友達からも「こんなカッコ良いところで働いてるんだ!」って言われるし、転職して後悔したことは一度も無いです。あとこのオフィス、湿度や温度がずっと一定なんですよ。目に見えない部分の効果も、仕事をする上で実は大きいんだなと実感しています。

  • Fさん

    面談の時から素敵なオフィスだなと思っていました。自宅が近くにあるのですが、家で仕事をするよりもここに来てする方が、気持ちも上がるし、捗ります。特にお気に入りなのは、無垢材の床と大きな机。机では同僚のママさんたちと一緒に作業することもあるのですが、わからないことがあればすぐに聞ける、とてもやりやすい環境です。植物がいっぱいあって、緑の中で仕事ができるのも気に入っています。

  • 会社名

    株式会社サムタイムズ(Sum Times Inc.)

  • 事業内容

    顧客とリフォーム会社のマッチング事業
    不動産流通事業(不動産の売買、賃貸、仲介および管理)
    インテリアの企画、デザイン
    経営コンサルティング事業

  • 面積

    41.82㎡

  • 社員数

    6名

  • 所在地

    東京都渋谷区

  • 施工年月日

    2015年1月

  • 施工範囲

    オフィス全体

  • 施工期間

    9日間

  • 手がけた専門家

    株式会社coto (コト)

  • 取材日

    2019年4月19日(金)

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