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【オフィス改装の考え方②】業者選びの前に、必ず整理すべき3つのこと | ここを飛ばすと、オフィス改装は迷走する

※この記事は、オフィス改装を「工事」ではなく「判断のプロジェクト」として整理する、3本の記事シリーズのうちの1本です。

オフィス改装を考え始めたとき、多くの人が、ほぼ無意識にこう動きます。

「まずは業者を探そう」
「とりあえず何社か声をかけてみよう」

とても自然な流れです。
ですが、ここに 大きな落とし穴があります。

多くの会社がやってしまう「典型的な順番」

実際によく見る進め方は、こんな感じです。

1.とりあえず設計会社や施工会社を探す
2.ヒアリングを受ける
3.プランや見積を出してもらう
4.「なんとなく良さそう」で比較・決定

一見、問題なさそうに見えます。
でもこの進め方、迷走する可能性が高い

なぜでしょうか。

問題は「業者」ではなく「判断軸」にある

ここで一つ、重要な事実があります。

業者は、与えられた条件の中でしか提案できない
ということです。

条件が曖昧なまま相談すると、

・A社はデザイン重視の提案
・B社はコスト重視の提案
・C社は機能重視の提案

それぞれ「正しい」提案が並びます。

そして施主側は、こうなります。

「どれも良さそうで、決めきれない」
「結局、何を基準に選べばいいのか分からない」

迷いの原因は、
業者の違いではありません。

自分たちの中に、判断の物差しがないことです。

業者選びの前に、必ず整理すべき3つのこと

オフィス改装をスムーズに進める会社は、
業者に声をかける前に次の3つを整理しています。

① 目的:なぜ、今オフィスを変えるのか?

まず最初に問うべきは、これです。

・なぜ、今オフィスを変えようとしているのか?
・何が変われば「成功」と言えるのか?

たとえば、

・採用で不利になっている
・人が増えて手狭になった
・働き方が変わった
・社内のコミュニケーションを改善したい

どれも立派な理由です。
重要なのは、「全部やりたい」ではなく、何を一番にするか。

目的が曖昧なまま進むと、途中で必ず意見が割れます。

② 制約条件:絶対に超えてはいけないライン

次に整理すべきは、現実的な制約条件です。

・予算の上限はいくらか
・いつまでに完成させる必要があるか
・業務を止められない期間はあるか
・社内ルールや決裁プロセス

ここを曖昧にしたまま進めると、

・後から「そんな予算は出ない」と言われる
・スケジュールが崩れて、現場が混乱する

という事態が起きます。

制約条件は、早く決めるほど、全員が楽になります。

③ 判断基準:迷ったとき、何を優先するか?

最後に、そして最も重要なのがこれです。

・コストと品質、どちらを優先するか
・将来の拡張性をどこまで見るか
・デザインと実用性、どちらを取るか

すべてを満たす選択肢は、ほぼありません。

だからこそ、
「迷ったら、これを優先する」
という判断基準を、事前に言語化しておく必要があります。

これがあるだけで、打ち合わせの質は劇的に変わります。

この3つが整理されていないと、何が起きるか

もしこの3つを飛ばしたまま進むと、

・提案のたびに評価が変わる
・社内で意見が割れる
・「前はOKだったのに」が頻発する
・結局、決定が遅れる

そして最後に残るのは、
「なんだか疲れた」
「もう早く終わらせたい」
という感情です。

本来、前向きな投資であるはずのオフィス改装が、
消耗戦になってしまいます。

立ち止まるのは、遅くありません

もし今、

・まだ業者に声をかけていない
・なんとなく進めることに違和感がある
・社内で説明に自信が持てない

そう感じているなら、普通の状況です。
むしろ、それは正しい直感かもしれません。

業者選びは、整理が終わってからでも、まったく遅くありません。

次の記事では

次は、さらに一歩踏み込みます。

「なぜ、オフィス改装は「しんどさ」に差が出るのか」

オフィス改装に成功している会社は、

・誰が
・どんな役割を担い
・どうやって判断を支えているのか

表に出にくい部分を、できるだけ具体的に書きます。

続きはこちら

③ なぜ、オフィス改装は「しんどさ」に差が出るのか

この記事シリーズは、
オフィス改装を“工事”ではなく“判断のプロジェクト”として捉えるためのコンテンツです。
判断に迷っている方の、整理の材料としてお使いください。

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