ノウハウ

「オフィスライブラリー」のススメ!知識やスキルの向上に役立ち、コミュニケーションを促進

今回は、本を使ってコミュニケーションを促進、企業文化を発信することができるなどメリットがたくさんあるオフィスライブラリーの魅力をご紹介します。オフィスバコでは、専門業者とともにスペースのご用意、選書、運営までトータルサポートが可能です。オフィスの余剰空間に導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

オフィスライブラリーで得られるメリット

リモートワークの広がりにより、オフィスの価値が再定義されている昨今。「出社することで何が得られるか」が重視され「出社する魅力があるオフィス」が求められています。

オフィスライブラリーは複数の書籍を置いた図書館のような空間を設けることで実現するため、比較的取り組みやすいオフィス改革のひとつです。オフィスへのライブラリー設置は以下のメリットがあります。

  • オフィス空間に知的な要素を追加し、企業価値を高められる。
  • 従業員の知識やスキルの向上に役立つ。
  • 会社が読書を推奨することによって、従業員の語彙力や読解力の向上を図れる。
  • 同じ本を読んでいる人との会話でアイデアを共有し、コミュニケーションを促進、チームビルディングの一環として活用することができる。

日々の情報の獲得や調べものはスマートフォンを利用するのが一般的になっていますが、紙の本が並んだライブラリーは検索しなくても景色として情報が目に飛び込んできます。

おすすめ本を見やすい位置に設置するなど工夫をすれば、社内全体や部署、チームで1冊の本について情報共有ができるのも魅力です。

オフィスライブラリーの事例(日販グループホールディングス株式会社「オチャノバ」撮影 鈴木文人)

オフィスライブラリーにはどのくらいのスペースが必要?

本を見やすい配置で一部の表表紙も見せながら、一般的な本屋のようにディスプレイをした場合のイメージがこちら。幅750mmの棚板4段のスペースで100冊ほどの書籍の設置が可能です。

ライブラリーに決まった広さはないので、オフィス空間や蔵書量のご希望との兼ね合いで空間をご提案します。表表紙やキャプションを見せるため、ゆったりと配置した場合は以下のようなイメージです。

W900の本棚(3段 2列)で約80冊ディスプレイした事例

蔵書量ごとのライブラリーの印象についてもまとめてみました。

<100~300冊のライブラリー> 大きなスペースは用意できなくても、ちょっとしたアクセントやインテリアとして実現が可能な規模です。来客にも知的な印象を与えられます。

<500冊のライブラリー> 空間に広がりが感じられ、知的さに加え豊かな印象を与えられます。本の量も利用者が手に取りやすいボリュームです。

<1000冊以上のライブラリー> 利用者の満足度が高く滞在時間を増やしたい場合におすすめの規模。幅広い書籍を十分にそろえられます。

寛ぎの場としても利用できるライブラリースペース(河合電器製作所様)

オフィスバコでは、ライブラリースペースの確保や本棚の造作などはどんな規模からでもお手伝い可能です。選書は100冊~の場合ご相談をお受けしています。

どんな本を置くか?「選書」が大切

オフィスライブラリーを作っても、適当な本や話題の本を置いているだけでは効果は半減してしまいます。仕事や業務において、気づきを与えるような内容のライブラリーにすることが大切です。

例えば現在オフィスにある本のリストから、その分野をさらに深める書籍を展開したり、業務分野に造詣の深い著者の最新刊を揃えたり、オフィスライブラリーにコンセプトやテーマを決めそれに沿った選書をすることもできます。

ライブラリーにおいて、選書はとても重要です。オフィスバコでは大手の取次店の協力を受けて選書もご提案をしますので、業界の専門誌なども含めてどんな本でもご用意が可能です。

また、洋書などを中心にインテリア性を重視したライブラリーを実現したい場合にも対応します。本をおしゃれにディスプレイするのは、実は難易度が高い作業なので選書をプロに任せれば安心です。

魅力的なライブラリーを維持するには、管理も大切なポイント

オフィスライブラリーは利用者が自由に本を手に取って読めることが魅力ですが、運用していくとだんだんと棚が乱れて、散らかった印象になることも。

自社での運用がご不安な場合は本のプロである「ブックディレクター」による定期的なメンテナンスで美しく手に取りやすい本棚をキープするお手伝いをします。

情報をアップデートをすることも大切です。新たな本を定期的に入れ、手に取りやすい高さや目線が届きやすい場所に新しい本や利用者に手に取ってほしい本を置き、陳列したい本は目線の上、保管をメインにする本は下段に置くなど、目的別に振り分けて納することで多くの本を入れ替えずに新鮮な印象にしたり、満足度を上げることができます。

本から広がる世界

オフィスライブラリーは本と出会い学びを深められる場所ですが、人とのコミュニケーションが生まれる空間という側面も持ちます。

ライブラリー内で取締役や社員の「おすすめ書籍」を紹介することで会話のきっかけが生まれることもありますし、本をきっかけに業務での関わりがない社員同士の交流が生まれることも。

人が集まり交流をする場づくりのため、本に関するイベントを実施するのもおすすめです!社員が参加するワークショップイベント、著者をライブラリーに招いてのトークイベントなど、積極的な運用で場の価値を高め、コミュニケーションや学びを促進することができます。ライブラリーをつくったあとは、イベントの開催についてのご相談もお気軽にどうぞ。

仕事に、人生に、学びは不可欠。オフィスへライブラリーの設置を検討してみてはいかがでしょうか。

取材協力:日本出版販売株式会社

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