ノウハウ

ニューノーマル時代のオフィスはどうあるべきか。押さえるべき4つのポイント

新型コロナウイルスの感染拡大により、人々の生活スタイルは変化を余儀なくされました。巣ごもり生活やリモートコミュニケーションが台頭し、いわゆる「ニューノーマル」な生活スタイルが着実に浸透しつつあります。

これはビジネスの場においても同様です。テレワークや時差出勤、ABW(Activity Based Working)(※1)の推奨など、これまで標準であった「会社に出勤して働く」という概念はすでに崩れ、人々がオフィスに求めるものも大きく変わりつつあります。

では、ニューノーマルな時代に求められるオフィスとは、具体的にどのようなものなのでしょうか?本記事では、これからのオフィスづくりで押さえるべきポイントを詳しく解説したいと思います。オフィス改装を考えられている方は、ぜひ参考にしてください。

※1:場所と時間を自由に選択できる働き方のこと。テレワーク、裁量労働制などがこれにあたる

ニューノーマル時代で変わった働き方

2019年末に発生した新型コロナウイルスはまたたく間に世界中で蔓延し、経済活動にも深刻な影響を及ぼしました。現在は発生当初に比べると多少勢いも衰えてきましたが、この脅威から完全に脱するまでには、まだ何年かはかかるだろうと言われています。

コロナウイルスの蔓延はビジネスにおけるこれまでの常識さえも大きく覆しました。その最たるものが、これまで仕事を行ううえで最重要視されていたと行っても過言ではない、「人と人が接する」ことに対する価値観の変化です。

3密対策、ソーシャルディスタンスなどの対策

「人と人が直接、接すること」はこれまでビジネスの基本とされてきました。同僚と仕事をする、会議をする、お客様を訪問し提案・打ち合わせをするなど、人と顔を合わせて仕事を行うのはあたりまえのことであり、目上の方やお客様との打ち合わせに直接出向かないのは失礼なことだとされていたほどです。

しかしコロナウイルスのまん延により、この状況は一変しました。これまで必須と言われていた「顔を合わせて接する」ことは、ウイルスの拡大につながるとして、可能な限り避けるべきこととなったのです。

これまで行ってきた業務の内容も、すべて見直しを迫られ、3密対策や、ソーシャルディスタンスを保つことが求められるようになりました。その結果、ICTソリューションを利用した「リモートワーク」が台頭することとなったのです。

当初はWeb会議システムの品質も悪く、お客様を訪問できないジレンマなどとあいまって困惑する方も多かったようですが、各システムの品質が向上し、リモートワークが浸透した今では、このような働き方があたりまえのものとなっています。

リモートワークの台頭によるオフィス利用の減少

一方、リモートワークの拡大により、事務所、オフィスの利用率は減少傾向にあるようです。

これまではオフィスで仕事をするのがあたりまえでしたが、リモートワークが浸透した現在、オフィスへの出勤者は減少し、利用頻度は低下しました。

リモートワークは出張費や従業員の通勤費低減、固定費削減など企業側にとってもメリットが大きく、環境が整い、違和感なく仕事ができると分かってきたことで、コロナ禍が終息した後も恒久的に取り入れると宣言する企業も増えています。

コロナがきっかけで広がりましたが、結果として企業や従業員に大きなメリットを与えることが分かり、今後、再びオフィス出勤を中心とする業務形態に戻ることは無いだろうとさえ考えられています。

そのため、オフィスのあり方も見直す必要があると考えられます。これまでは必須と考えられてきたオフィスでしたが、今後は働く場所の、選択肢のひとつでしかなくなります。オフィス自体の必要性や、オフィスでなければできないことを考え、新たなオフィスの再検討を行うべき時がきています。

ニューノーマル時代に求められるオフィス:4つのポイント

では、リモートワーク中心となった働き方の中で、オフィスはどのように変わっていくべきなのでしょうか。

まず、新たなオフィスの形を検討するうえでの大前提として、これからのオフィスは「仕事をする唯一の場所」ではありません。これまでの私たちは「働く場所=オフィス」と定義してきましたが、今後のオフィスは、「数ある仕事ができる環境の中でも、いちばん働きやすい場所」であることが求められます。便利で仕事がしやすく、より業務効率向上に貢献できる環境こそ、新たなオフィスの目指すべき姿であると言えます。

「いちばん働きやすい場所」を作るために押さえるべきポイントは、業務を行いやすい環境に特化した空間を作ることです。業務効率向上を目指せる「仕事専用」な空間づくりのポイントは、以下の4つのポイントに集約されます。

1. 快適性

ひとつめは快適性です。仕事をするうえできわめて大事なことは、快適に業務にあたれることでしょう。1日中同じ場所で仕事を続けていると、気が滅入ってきてしまいます。そのため、オンオフの切り替えが可能な空間づくりが必要です。

例えば、オフィス内でカフェタイムを楽しめる場所や、外を眺めながらリフレッシュできる場所など、行きづまったときにリフレッシュできるスペースを備えると、気持ちの切り替えがスムーズに行えます。オンオフ両方存在する空間は、自宅やカフェだとなかなか備えにくいところ。これこそオフィスに求められる環境といえるのではないでしょうか。

2. 効率性

ふたつめ目は効率良く業務を進められる環境の構築です。

無駄が少なくより効果を出しやすい環境を作るには、コミュニケーションツールを充実させることもひとつの方法です。
チャットツールを導入することで離れた場所で仕事をしているメンバーとも情報共有しやすくする、WebカメラとWeb会議システムを備えることでメンバーとWeb会議を行いやすくするなど、オフィスにいることで自宅よりも会議に参加しやすくなると、新たなオフィスの魅力度も増すでしょう。

3. 創造性

イマジネーションとは創造性のこと。仕事をするうえで、アイデアを練ったり考えたりするための場所が必要な時もあるでしょう。ひとりで集中できるブースや、多くのメンバーでブレストするための空間など、創造力を高めるための間取りやレイアウトを工夫することもお勧めです。

4. 安全性

火災や地震といった天災や、盗難、不審者の侵入などからオフィスや社員を防御するセキュリティ機能も、これまで通り必要です。

また、今後はコロナウイルスまん延防止対策も重要なポイントとなっていくでしょう。ソーシャルディスタンスを保つためのオフィスレイアウトや仕切りの設置、リモート会議を行えるチャットツールの導入やWebカメラの設置など、人が集まらない空間づくりも重要です。

ニューノーマル時代に「働きやすい」オフィスへの見直しを

コロナ禍におけるリモートワーク環境への遷移は、オフィスの意義を大きく変えました。新たなオフィスづくりのポイントは、「仕事をする場所」から「仕事をしやすい場所」への移行です。

オフィスバコでは、新型コロナウイルスが発生する前から、「ただいまって言いたくなるオフィスづくり」をコンセプトに、居心地がよく、企業の課題解決へとつながるオフィスリニューアルのお手伝いをしています。

オフィスバコは、オフィスの設計や内装工事をする会社ではありません。こうした専門業者と、オフィスを改善したい企業との出会いをつくり、オフィス改装を成功へと導くサポートをしています。初めのご相談はもちろん、最後まで無料で対応しますので、まずはお問い合わせください。

オフィスバコとは

【関連コンテンツ】
中断しかけた改装プロジェクトが一転、コミュニケーションが活発化するオフィスに(企業インタビュー)
2030年、オフィスと働き方はどう変わるか -傾向と最新事例から10年後のあり方を考える-(有識者インタビュー)