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オフィスの改装費用の目安は、坪単価で10~30万円と言われています。しかし、既存のオフィスの状態や工事範囲、ご希望の内容によっても大きく変わりますので、費用は一概には言えないのが正直なところです。
オフィスバコでは、費用がいくら以上なければご相談いただけないということはありません。実際に家具のみのご相談や、改装費用100万円~数千万円と幅広いご予算帯でお問い合わせをいただき、ご相談を承っております。
今回は特に改装費用を抑えたいという場合にどのような方法があるか、オフィスバコの事例も交えて、実例をご紹介します。
1.床の上貼り・DIYで費用を抑える
株式会社ブルーテック様の事例ではお客様に床材を支給して頂きました。古材風の表情が豊かなこの床は、はめ込み式の木目調のフロアタイルを使用しています。ロック式になっていて、はめ込んでいくだけで既存のカーペットの床の上に設置できます。こちらのケースでは巾木の設置もしたのでプロが施工を行いましたが、DIYでの設置も比較的簡単に行えます。
ロック式のフロアタイルは一般的な床材張替えに比べると材料費が高いのですが、接着剤を使わないため退去の際の原状回復が簡単なことがメリットです。原状回復費用を踏まえて価格比較をして検討されることがおすすめです。
2.既存利用で費用を抑える
社会福祉法人 溢愛館様の事例では、建物の温熱環境を整えるため断熱工事に力を入れています。インナーサッシの設置、玄関前の風除室を作る工事、狭かったトイレの改善などに費用を割くため、壁や天井は既存をそのまま生かす方針にしています。
味気なかった蛍光灯の照明はダクトレールにしてお好みのものを設置できるように変更、木目の壁は色味を合わせたコルクタイルへ変更することで違和感なく調和させています。
既存の壁材にもよりますが、このような木部であれば塗装をして比較的容易に見た目を変えることもできるため、今後必要なタイミングでDIYで実施いただくことにしています。
3.間仕切りを作らず家具で仕切る、ドアのない開放的なオフィス
室内に間仕切りや扉を作らないことでも、費用を削減できます。株式会社サムタイムズ様の事例では、可動式の壁と家具で仕切りを作っています。可動式の壁はフローリングを貼ったコの字型の形状をしており、安全のため重さがありますが数人で移動ができるため、スタッフ数の増減があった際にもフレキシブルにオフィスを変化させられます。
4.前オフィスの家具を再利用する
既にお持ちの家具をどのように生かすか、新たなプランニングの際に図面に落とし込んで計画することも大切です。
株式会社ファインシード様の事例では、元々お持ちだった椅子を新オフィスのミーティングスペースに利用しています。(上記画像の赤と茶色の椅子)
執務スペースはすべて新たなオフィスチェアやデスクを導入していますが、ミーティングスペースはパーテーションで区切られているため、この椅子も違和感なく設置することができました。
デザインが合わないかな?と思われる場合でも、目線が通らないように工夫することで全体が調和し、お持ちの家具も違和感なく新たなオフィスに溶け込ませることができます。
5.将来の計画を立て、長期計画をする
今期や来期の予算でオフィス改修に割ける費用があまり取れない場合には、将来を見据えて徐々に整備していくこともできます。ご要望を基に将来的なレイアウト、完成イメージを事前に作成することも可能です。
そのイメージを基に今期は収納家具の交換、来期はレイアウト変更と床の張替え、次の期はデスクやチェアの変更など、年度を分けてその年に組めるご予算に合わせて実施していくことができます。
オフィス改装計画が期をまたぎ、人事異動で担当者が変わってしまう場合にも引継ぎがしやすくなるというメリットがあります。オフィスバコが長くお付き合いいたしますので安心してお任せください。
どんな工夫が必要かはご計画によっても異なります
ここまで5つの例をご紹介しました。このようにオフィス改装の際には様々な工夫をして全体のご予算を調整していきます。
もちろん、将来を見据えた無駄のない計画を立てることも大切です。例えば床を張り替えたいのであれば、工事の際にはデスクやチェアは移動しなければなりません。大きな家具は移動するのにも手間や費用が掛かりますので、デスクの交換を考えている場合には床の張替えと一緒にした方が無駄がありません。配線や電気関係の工事なども同様で、ご希望されている工事の内容に合わせて実施したほうが効率が良くなる場合もあります。
オフィスバコではご要望に優先順位をつけるところから、プロ目線のアドバイスをさせて頂きながら計画を進めるお手伝いをしていきます。